東京たんこぶ - Tokyo Bump -
[MV]東京たんこぶ。 Tokyo Bump.

転んだ証を、音にする。
ガールズバンド「東京たんこぶ」

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  • 漫画の第1~3話の試し読みを追加しました。
  • 公式サイトLPを公開しました。

「東京たんこぶ」とは?

「たんこぶ=転んだ証」。
失敗も痛みも、全部ポップに変えて進むバンド。
ギターの葵(あおい)とベースのユメカが同じクラスになり、ひょんなことからバンドを結成。
ボーカルのミオとドラムのルナとも繋がり、サポートメンバーの凛も加わって、5人編成のガールズバンドに。

メンバー紹介

葵

葵 / Gt.

黒髪ロング、無口な実力派。よく心の中で「今日も弾く、それがすべて」と唱えている。

ユメカ

ユメカ / Ba.

ピンク髪ふわふわ癒し系。MC担当。バンド名の名付け親。よく転び、たんこぶを作る。

ミオ

ミオ / Vo.

赤髪ショートボブ。作詞作曲も熟す歌唱力の高い熱血ボーカル。ピアノを習っていた。

ルナ

ルナ / Dr.

金髪ツインテール、明るく元気。グルーヴは一級品。ドラムを叩きだすと性格が変わる。

凛

凛 / Key.

サポートメンバー。ミオの幼馴染で小学生時代のピアノ教室仲間。少しオタク気質。

小説で読む「東京たんこぶ」

バンドの日常や成長を描くオリジナル小説。
第1話を全文掲載、以降は外部プラットフォーム「小説家になろう」でお楽しみいただけます。

東京たんこぶ (Tokyo Bump.)は高校生ガールズバンドです。
失恋しても、傷ついても、たんこぶができても、きっと大丈夫。
そんなポジティブな彼女たちの青春、始まります。

第1話を読む

【バンド結成秘話】第1話:入学式の出会い、秘密の音


真新しい制服の胸元が、少しだけ落ち着かない。
都内某所の都立高校、新入生がひしめき合う教室の喧騒の中で、葵(あおい)は静かに自分の席に着いた。

黒髪のロングヘアーが背中でサラリと揺れる。入学式の厳かな雰囲気にまだ体が馴染まず、葵はひっそりと、しかし確かな緊張感を抱いていた。周囲の生徒たちは既にグループを作り、自己紹介を始めている。葵は人見知りがちで、得意ではない。そっと教科書を広げ、視線を落とした。

その時、隣の席から、まるでガラスの破片が飛び散ったような、けたたましい音が響いた。
「っっっっっっっっっ!?」
葵がはっと顔を上げると、ピンク色のふわふわした髪の少女が、両手で顔を覆って固まっている。彼女の足元には、派手に中身をぶちまけたペンケースが転がり、色とりどりのペンや消しゴムが散乱していた。クラス中の視線が、一瞬でその少女に集中する。

「やっちゃった……」
少女は両手で顔を覆ったまま、小さく呻いた。そして、恐る恐る指の隙間から、隣に座る葵の顔を覗き込み、ぺろりと舌を出して笑った。まるで「秘密だよ?」とでも言うかのように、屈託のない笑顔がそこにあった。

その予想外の反応に、葵は驚いた。私なら、こんな状況で笑うなんて、ありえない。
「ご、ごめんね! うるさかったよね! 私、ユメカっていうの! 今日から隣の席だね、よろしくね、ええと…名前教えてくれる?」

ユメカは散らばったペンを慌てて拾いながら、満面の笑顔で葵に話しかけてきた。その人懐っこい笑顔に、葵は無口な自分とは正反対の明るさを感じ、妙な居心地の良さを覚えた。
「私は葵……よろしく」
葵も小さく頷いた。それが、二人の最初の会話だった。

翌朝。
通学路を歩いていると、遠くから「チコク!チコク!遅刻するー!」という、どこか間抜けな叫び声が聞こえてきた。見ると、ピンクの髪が風になびき、全力疾走しているユメカの姿があった。
しかし、その勢い余ってか、ユメカは道端の小石につまづき、派手に転倒した。

「痛っっっ!」
芝生の上に倒れ込み、膝を擦りむき、おでこには早くも小さなたんこぶがポコッと浮かんでいる。
葵は思わず駆け寄った。

「大丈夫、ユメカ?」
心配そうに声をかけると、ユメカは土まみれの手で顔を拭いながら、照れくさそうに笑った。
「あはは、またやっちゃったー! 私、よく転ぶんだぁ」
まるでそれが日常であるかのように、けろりとした表情でユメカは立ち上がった。そのドジっ子ぶりと、それを少しも恥じない明るさに、葵は思わず微笑んだ。

数日後、放課後。
葵は人目を避けるように、校舎の隅にある誰も使わない空き教室へと向かっていた。そこで、おもむろにギターケースから愛機を取り出す。弦に指を滑らせ、アンプのスイッチを入れる。静かな教室に、歪んだギターの音が響き渡った。

「今日も弾く、それがすべて」
いつものように心の中でつぶやき、ピックを握る。葵にとって、ギターは誰にも触れさせない、自分だけの聖域だった。日頃の感情や、言葉にできない衝動を、すべて音に変えて吐き出す。

葵がギターソロを弾きこなしていると、教室の扉がカタリと音を立てた。
「え……?」
振り返ると、そこに立っていたのは、ユメカだった。目を真ん丸にして、口をあんぐりと開けている。
「葵ちゃん! 何それ! すごい! めっちゃかっこいい!」
ユメカは駆け寄ってくると、葵のギターに夢中な視線を送った。葵は、自分の秘密の場所を覗かれたような気がして、少し戸惑った。

「あ、あの…これは…」
「え! 葵ちゃんって、ギター弾けるんだ! しかも、すっごく上手!」
ユメカは瞳を輝かせながら、矢継ぎ早に言葉を続けた。

「私ね、実はベース始めたばっかりなんだよ! まだ全然だけど、葵ちゃんのギター聴いてたら、私、なんか、バンドやりたくなっちゃった!」
ユメカは勢いそのままに、葵の目をまっすぐに見つめた。
「葵ちゃん、一緒にバンドやってみない?」

予想だにしなかったユメカの提案に、葵は言葉を失った。自分のような無口な人間が、バンドなんて。しかし、ユメカのまっすぐな瞳と、そのゆるふわな雰囲気からは想像もできない大胆さに、葵の心は静かに揺さぶられた。この子といたら、何か面白いことが起こるかもしれない。そんな直感が、葵の背中をそっと押した。

「……うん、いいよ」
葵は、自分でも驚くほど素直に、頷いていた。
ユメカは「やったー!」と歓声を上げ、葵の手をぎゅっと握りしめた。その瞬間、葵の心の中に、今までになかった新しい音が生まれ始めるのを感じた。

漫画で読む「東京たんこぶ」

第1〜3話をサイト内で試し読み。以降は外部プラットフォーム(ジャンプルーキー)へ。

楽曲

叫びが届くなら - by Tokyo Bump -

真っすぐな歌詞のストレートな曲。

わたしのバイク - by Tokyo Bump -

疾走感あふれるバンドサウンド。バイクと青春の物語。

きんぎょ、ひらり。 - by Tokyo Bump -

切なさと希望が交差するお祭りソング。

BaD SignaL - by Tokyo Bump -

ついてない日もある、そんな時は歌い飛ばせ!

1から10まで、君に恋して。 - by Tokyo Bump -

ルナの恋の数え歌。

加速する地球 - by Tokyo Bump -

地球の自転が徐々に加速していることが判明。

ポジティブモンスター - by Tokyo Bump -

ユメカのゆるふわポジティブソング。

夏が来る! - by Tokyo Bump -

制服脱いだら恋の準備完了、夏の歌!

チコク寸前DA! - by Tokyo Bump -

遅刻寸前のギリギリヒーロー!

配信サイトで聴く「東京たんこぶ」

葵

東京たんこぶ 誕生!

  1. 東京たんこぶ (Tokyo Bump)
  2. 転んだら…笑え!!
  3. 透明じゃいられない
  4. また春が来たから
  5. 1から10まで、君に恋して。
  6. wha yo it's Okashi (和洋いとおかし)

ユメカ

東京たんこぶ 2nd!

  1. 好きって言えないbot
  2. 今ここにいる私
  3. 生きてるだけで最強!
  4. 誰のルール?
  5. 思春期のバラード
  6. 都立たんこぶ高校校歌

ミオ

東京たんこぶ 3rd!

  1. ポジティブモンスター
  2. サヨナラ
  3. わたしのバイク
  4. 夏が来る!
  5. 恋の花火
  6. ラストベル、鳴ったら走れ!

ルナ

東京たんこぶ 4th!

  1. きんぎょ、ひらり。
  2. 写真と恋
  3. 放課後ヘドバン
  4. 私、結構優等生
  5. サヨナラ微笑み
  6. 文化祭ライブ!

凛

東京たんこぶ 5th!

  1. 私の気持ちが揺れるモノ
  2. ごめんね。
  3. 秋のオトズレ
  4. 一等星ランナーズ
  5. The Moon and the Sun
  6. ふゆやすみ☆グルーヴ

無料音楽ゲーム

下記から「東京たんこぶ」の楽曲で音楽ゲームをプレイが可能です。
・音楽ファイル「読み込み」が終了すると「タップ/スペースキーでゲーム開始」が表示されて開始できます
・左のレーンから「D」 「F」 「J」 「K」キーが対応しています
・上のプルダウンで01~12まで曲を選んで遊べます
・PC用を想定(スマホでは表示が崩れるかも知れません)